乾布摩擦はダイエット&美容に嬉しい効果!

乾布摩擦を実践する

さて、乾布摩擦の実践ということですが、これはもう実に簡単です。まず用意するものですが、タオルはなるべく柔らかめのものがお勧めで、長さは1m前後とします。よくお風呂で使用するナイロン素材のものやアカスリ用のものもあるのですが、これだと肌を傷めやすいので乾布摩擦には適していません。


そしてちょっと昔の光景では上半身裸になって、乾布摩擦をやっている光景が目に浮かぶと思いますが、実は必ずしも服を脱ぐ必要はないのです。逆に直接肌をこすると刺激が強過ぎる場合もありますから、薄手のTシャツなどを着て、その上からやってもいいのです。


家のリビングやオフィスやる場合は、普通に服を着たままで背中や首をこするのでもOKです。手先だけをこするのも効果があります。また、特に屋外で寒い時期に行う必要もありません。むしろ、温かい室内で行う方が、少しずつ体を慣らしていけるのでお勧めです。


乾布摩擦をする順番や方向ですが、最初に体幹(胴体)をこすり、後で四肢をこするようにしましょう。こする向き(方向)は心臓を中心にして各末端に向かってこすります。直線的にだけではなく、上下、円などを描くのも、いろいろな方向から刺激を与えることになるのでOKです。


こする強さは、各人が「気持ちいいな」と感じるレベルにします。無理やりゴシゴシやるのは控えましょう。


呼吸はゆっくり自然にして、自律神経のバランスを整えるようなイメージにします。具体的な順番としては、「胸」、「お腹」、「背中」とこすり、次は「腕」、「手・指先」、「足・太もも」、「足裏」と進めてみてください。これを継続すれば、いろいろな効果を実感してもらえるはずです。